★わが家の寝室で録音したCD「倍音浴」。
プロデューサー磯田秀人&金子夏枝

(前略)
2004年8月27日。マクロビアンの友人に誘われて、僕らは牧野持侑(じゅん)さんのクリスタルボウルの演奏をブラウン・ライスに聞きに行った。クリスタルボウルは以前から自分でも持ってはいたが、プロの演奏家のライブを聴くのは初めてのことで、僕らはこの日をとても楽しみにしていた。
20人ほどの人が居並ぶ小振りな会場には、大小さまざまなクリスタルボウルが30近く並んでいた。演奏が始まりしばらくすると、僕のあたまの中はクリスタル・ボウルの響きで飽和状態となり、ぼ〜っとし始めていく。この時、思い浮かべた「目まいが治るかもしれない」という予感は、演奏終了後、軽い船酔い状態が続く頃には、確信にまで成長していた。
翌朝、予感通り目まいは止まっていた。今まで2ヶ月のあいだ毎朝襲われていた激しい目まいがピタッと止まったのだ。いかに確信していたとは言え、これにはさすがに驚いた。
病院の診断によると、僕の目まいは"良性発作性頭位めまい症"と呼ばれ、目まいの60パーセントがこの病名なのだという。夜寝たときや朝起きたときに急に頭の位置を変えるとぐらっとくるのが特徴で、治療方法は今のところない。一度起きてしまえば日常生活にそれほど支障をきたさないからだろうか。時間がたてば自然に治りますから大丈夫ですよと医者は無力に微笑むばかりだ。
とは言え、2ヶ月のあいだ目まいが続くと相当にめげる。その目まいがクリスタルボウルを聴くことによってピタっと止まったのだから、驚くと同時に、この十数来の僕のメイン・テーマである"なぜ音楽は人を癒すことが出来るのか"の答えと自分自身の調律に一歩近づいたような気がした。クリスタルボウルには、そのヒントが隠されているに違いない。(後略)
「倍音浴」解説書より
CD「倍音浴」はこちらのページ(スクロールした一番下)でお買い求め頂けます。
|