04.01.05(月)
たこで釣れたタオ(10122歩)
さ、きょうから全開モードで走るぞ!ってんで
今年もよろしくお願いいたします、です。
色んなことが起こりそうだね今年は。
いやね、別に誘い水ってわけじゃないのよ。
何となく正月映画のことを書き始めたらたこちゃんの話になっ
ただけなのね。
でもまあ、正月早々たこでタオが釣れたってのも楽しいやね。
タオさんからこんなメールをいただいたので御紹介。
Subject: 何かの誘い水ですか?
mizugame様。
正月の間はパソコンをなるべく立ち上げまいとしていたので、
今日「日和」の正月分を見ていたら、
2日の分になにやら懐かしい名前を見て、これは僕への何かの
誘い水かな? と思い、キーボードに向かっています。
そう、愛称「たこちゃん」こと、たこ八郎の話です。
そのたこ八郎の「自伝」をつくろうと思ったら、「あしたの
ジョー」のモデルと噂されたように、
ボクサーの現役時代殴られすぎたせいで、それ以前はよく憶え
ているのに、引退以降は記憶がちぐはぐだったせいで、
当時のまわりにいた人たちから話を聞かなければならず、
「他伝」になってしまった『たこで〜す。』なる本があります
が、それをつくったのが僕でした。
本人を千葉の旅館に缶詰にして、話を聞こうとしたのですが、
飲みながら話すうちに寝てしまう…の連続で、話は断片的、と
いうより、最後は語録みたいになってしまって、
仕方ないから師匠の由利徹さんをはじめ、ファイティング原
田、赤塚不二夫、タモリ、高平哲郎などまわりにいた人など二
十数人にインタビューして彼の記憶の隙間を埋めながら、ある
いは修正しながら構成したのですが、
大半のインタビューを行ない、構成し、編集し、さらに当時僕
がいた弱小出版社からの出版でしたから、校正も印刷屋とのや
りとりもすべてやったのでした。
僕自身は当初、東映の映画でときおり目にする怪優であり、新
宿・区役所通りにあった「小茶」という店に、「イカ、買って
きたー」と使い走りのように現れるヘンなという印象だったの
ですが、
某雑誌に黒木純一郎というルポライター(ちなみに松原智
恵子さんのダンナです)が書いた、「生きていたあしたの
ジョー」という文章を読んで以来、関心を持っていたので、
企画が持ち込まれたときに、すぐに「オレがやる」と名乗りを
上げた本でした。
そこから3カ月半、取材を進め、本を書き上げるまでは、「疲
れた」の一言につきます。
なんだか毎晩たこちゃんの酒につきあっていたような気がしま
す。不思議なのは、つきあっているうちに、あのいつも酒臭
い、中年の、わけワカンナイおっさんがだんだん可愛く思えて
くることでしたが、
それはたとえばインタビューを申し込んで実現は無理だったの
ですが(たこちゃんは「やめろー」と言った)、由利さんのお
弟子さんとして使ってもらった『網走番外地』で出会った高倉
健さんから、
事務所通しではありましたが、きちんとコメントをいただけた
ことに、どこか通じているような気がします(健さんはお葬式
にも盛花を送ってくれました)。
この本は、多方面から好評いただき、NHK『銀河テレビ小
説』でもドラマ化(主演:たこちゃんの友人だった柄本明)に
もなりましたが、
本自体は売れず、テレビ化を見越して刷った総数3万5000
部を売り切ったのは、皮肉にも初版を出した2年後、
彼が真鶴の海で海に還り(タコだもの)、葬儀などの模様がワ
イドショーで放映されてからのことでした。
テレビのタイトルとなった「迷惑かけて、ありがとう」という
名文句(本書の後書きにある)は、彼のお墓にも刻んでありま
すが、
じつはこの本の制作を企画した、たこちゃんに変わらない酔っ
ぱらいの二見暁というオヤジがたこちゃんと酒を飲みながら
酔っぱらった中で思いつき、たこちゃんに書かせたものです
が、
酔っぱらい2人のパワーはあなどれなく、このことばは、いま
やたこ八郎の名言として語り継がれています。
麻生タオ
ぼくはついに直接会うチャンスがなかったけれど、
まさに怪優だったね、たこ八郎は。
タオさん、懐かしい話サンキューでした。
ってなところで、本日は店仕舞い。
また、明日。
【本日のキーワード】-クリックしてね-
たこ八郎映画出演作品
|
|