万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
出番直前、楽屋を出る綾戸さん。
09.09.13(日)
綾戸智恵 at ブルーノート。(10,943歩)

ブルーノート東京で綾戸さんのライブ。
今月から一年二ヶ月ぶりに再開するコンサート活動前の
ウォーミングアップ的ライブ・ステージ。

都内まで一緒に出た一億のマスターと新橋で別れ、
まずは、恵比寿の東京都写真美術館で北島敬三写真展「コザ・東京・ニューヨーク、東欧、ソ連1975〜1991」を見る。

北さんは山下洋輔さんのアメリカ乱入事始めの旅に同行していただいたカメラマンだ。

アメリカ乱入事始めとは
1985年の夏、約一ヶ月かけてジャズ発祥の地ニューオルリンズからセントルイス、カンザスシティ、シカゴ、ニューヨークへとジャズが歴史的に発展していった道筋を山下洋輔さんに体験して頂き、
各地のジャズ・クラブに潜入して道場破りを敢行した旅のことだ。

21日間の間に正式な仕事としてのライブは4回、突発的乱入が18回(一日5回乱入という過激な日もあった)だったので、
この旅を山下さんは闘犬生活の旅だったと記している。

書店で「ニューヨーク」という写真集を見て、
木村伊兵衛賞を当時最年少で受賞した北島敬三カメラマンにアプローチした。
その抱腹絶倒の旅については今や絶版となってしまった「アメリカ乱入事始め」(山下洋輔著・文春文庫)に詳しく書かれている。

北さんが世界の街の人々をスナップした「コザ・東京・ニューヨーク、東欧、ソ連1975〜1991」は、
その時代その時代に都会でうごめいている人々をばっさばっさと切りとった顔顔顔で埋っていて、
印画紙からほとばしるような熱気にあてられてしまう。

東京都写真美術館を後にして青山のブルーノート東京に向う。
店の入り口でeweのKgeにお茶に誘われ、
世間話の後にブルーノートに入場するとライブは始まっており、
ステージを見るとマルコメみその小坊主がスツールに座って歌っていた。

先日、頭を剃ったばかりの小柄な綾戸さんの坊主頭姿は
まるで中学生か小坊主。
この姿を間近で見られただけでも本日のウォーミングアップ・ライブは貴重。

サイドメンは宮野弘紀(g)、西嶋徹(b)、田中倫明(perc)に加え、
新作『GOOD LIFE』にも参加した金子雄太(Org)の4人。

1st
01.Route 66
02.Change The World
03.It's Impossible
04.Ban Ban Ban
05.Nature Boy
06.Precious Lord
07.La Vie En Rose
08.Sunny
09.Mas Que Nada
10.You Are The Sunshine Of My Life
アンコール
・Summertime
・When The World Turns Blue

2nd
01.All Blues
02.Change The World
03.It's Impossible
04.Ban Ban Ban
05.Nature Boy
06.Precious Lord
07.And I Love You So
08.In A Mellow Tone
09.Mas Que Nada
10.You Are The Sunshine Of My Life
アンコール
・Summertime
・The Good Life

『GOOD LEFE』のレコーディングで顔を会わせているとは言え、
1年以上ブランクがあったので、
メンバーどうしのやりとりもまだ手探り状態だし、
綾戸さんも「いや〜、上がってしまった〜」。

『GOOD LIFE』を聴けば分かるように、
最近の綾戸さんは声に張りがあり、ピアノが実にうまい。
今日は決して出来のいいライブとは言えないけれど、
コンサートが始まるとどんどんサウンドが熟成していくのが
楽しみだ。

初日、中日、千秋楽の3日間通って、
芝居が熟して行く様を楽しむのが芝居通だと言われるけれど、
綾戸さんのコンサートの場合も、
日々変化する綾戸バンドを時折見に行く楽しみがある。

ジャズは条件反射の音楽だ。
共演者との息がどう合うかがジャズを面白くもつまらなくもする。
条件反射の固まりのような
綾戸智恵という天性のエンタテイナーのステージを、
ぜひとも一度は体験して頂きたい。
そうそう現れる才能ではないですぜ、こ〜いうおばはんは。

ってなところで、本日は店じまい。
また、明日。


本日のキーワード
コザ・東京・ニューヨーク、東欧、ソ連1975〜1991
綾戸智恵
本日の見聞録
・[ライブ]綾戸智恵(ブルーノート東京)
本日の収穫
・DVD『グラスソングス/高田渡』(徳間ジャパン)

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コメント123
     
鈴虫 さん 2009年9月15日 23:36

はい!
私もとうとう我慢しきれずに、前夜2edのチケットをとり、
朝、高速バスに飛び乗って一目散にブルーノートへ行っちゃいました!
ラッキーなことに、最前列のテーブルに座ることができました。
ホントに手の届きそうなところにいる綾戸さんの息遣いがはっきりと感じ取れました。
アイコンタクトをとるメンバーの目も真剣でしたねぇ。
初々しい綾戸さんの再始動に立ち会えてホントに良かったです。
次の10月の大阪ライブで熟成された綾戸さんに逢えるのを楽しみにしています!
きっと、ええ按配に熟成しれいることでしょうねぇ♪♪

鈴虫さん。

久しぶりのステージということもあり、
初々しい綾戸さんでしたね。
ブルーノートでの綾戸バンドはボージョレーヌーボーでしたが、
腕達者な共演者が揃っていますので、
すぐに熟成した濃くのあるサウンドに仕上がることと思います。楽しみですよね〜。

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