10.04.07(水)
音楽の魅力とスリルは弱音にあり!(11,436歩) 予想以上に凄かった!
CDでは感じられなかったボロット・バイルシェフの
ダイナミックな歌唱法が圧巻。
朝のうちは昨日レンタルDVDで見た「トランスポーター」の
ことでも今日は書こうと思っていたけれど、
葉山のcafe「もうひとつの風景」で見たボロット・バイルシェフ
の圧倒的なライブの前には消し飛んでしまった。
ボロット・バイルシェフはアルタイ共和国の英雄叙事詩
カイの歌い手。
モンゴルのホーミーやトゥバ共和国のホーメイに通じる
倍音歌唱が特長だ。
バイルシェフの歌はとても静か。
しっとりとシンプルなリフレンを小さな声で歌うが、
声に込められたエネルギーが力強い。
これほどピアニシモの快感を感じさせる歌い手は
初めての経験だ。
何の誇張もはったりも感じさせず囁くように歌うけれど、
声のニュアンスが多彩。
何を歌っているのかが全く分からないにも関わらず目と耳を
釘付けにさせる圧倒的歌唱力。
凄い人がいるものだ。
第一部は30分ほどバイルシェフがソロで歌い、
後半はパーカッションの佐藤正治と我がホーメイのお師匠さん
巻上公一が加わった3人のユニット「アヤ」の演奏。
見たこともない数多くのパーカッションを駆使して
適格な合いの手を入れつつ絶妙なヴォイシングで絡む
佐藤さんと、
声、トランペット、テルミン、笛、口琴でサポートする
巻上師匠との三つ巴のコラボレーションの面白さは時としてフリージャズを感じさせる。
言わばアバンギャルド・エスニック。
60年代の残香を感じさせる色あせたフリー・ジャズに較べ、
何ともスリリングなユニット。
緊張感あふれる生演奏の醍醐味を堪能している間に
2時間が過ぎていた。
面白かった〜〜〜〜!
大好きだったフリー・ジャズもニューロックもモーツァルトも
古楽器も、
遥か彼方に消し飛んで倍音まっしぐらな自分に驚く。
それにしても、
平日の夜なのに、
不便な場所にあるcafeなのに、
無名の歌手のライブなのに、
数十人のお客さんが集まるというのは嬉しい。
ってなところで、本日は店じまい。
今日書けなかった映画「トランスポーター」の話はまた明日。
本日のキーワード
・ボロット・バイルシェフ
本日の見聞録
・[ライブ]ボロット・バイルシェフ、巻上公一、佐藤正治
(葉山・cafe「もうひとつの風景」)
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