10.04.09(金)
調律事始め。(5,657歩) 1987年に読んだカナダの作曲家でエコロジストの
マリー・シェーファーの「世界の調律」が、
その後のぼくの考えかたに大きな影響を与えた。
シェーファーは言う。
産業革命以降の地球には様々な人為的ノイズが蔓延し始め、
サウンドスケープ(音風景)が激変してしまった。
もう一度、音風景を自然な形に戻さなければならない。
そのために地球を調律しなおさなければならない、
と主張している。
音のエコロジーだ。
この考え方に深く共鳴したぼくが、
地球を調律するための第一歩は個人の調律であり、
個人を調律するための第一歩は五感の調律だと考え始め、
五感を調律するための第一歩は、
五感を狂わせている人為的ノイズを排除することだ。
という結論に至るのは自然な流れだと思う。
正確に調律されていない楽器では美しいメロディーを奏でることは出来ないし、調律されていない楽器で合奏しても美しいハーモニーは生まれないどころかノイズになるばかり。
一人一人が自分を正確に調律しなおすことが出来れば、
世界は美しい響きに包まれるはずと考えるようになった。
玄米正食(マクロビオテック)、モーツァルト、うさとの服、古楽器音楽、禁煙、1,000日に及ぶ禁酒などすべてが自分を調律するために役立っている。
そうしているうちに、
とてつもなく面白いテーマにぶち当たった。
それが、倍音だ。
牧野持侑さんの演奏するクリスタルボウルの演奏を聞いた
(浴びた)翌朝、天井がぐるぐる回らない!
天井がぴたっと止まっていた。
二ヶ月間毎晩悩まされていた良性発作性頭位めまい症が
この日止まったのだ。
「一般的なめまいですよ。めまいの60%は良性発作性頭位めまい症です。身体のバランスをとる三半規管の中の耳石のかけらが動いてめまいが起こるんです。治療法はありませんが、時間がくれば治まります」というのが医師の所見。
血をきれいにする薬を処方してくれるだけ。
寝返りを打つと頭から奈落の底に落ちてしまうようなめまいが毎日続き、
二ヶ月たつ頃には、
起き抜けに天井がぐるぐる回り始めて吐き気を催す程強烈なめまいに襲われ始めていた。
その強烈なめまいがクリスタルボウルから発する倍音の響きを浴びてぴたっと止まったのだからビックリ!
この日、長年疑問に感じていた"音楽の何の要素が人を癒す
ことが出来るのか"のぼくなりの答えが見つかった。
そして今その考え方は発展し、
倍音とは音楽(音)だけから生じるのではなく、
文学(活字)でも映画(映像)からも生じ、
倍音が豊かに含まれる作品は、
音楽であっても、文学であっても、絵画であっても、映画であっても、すべて人を癒し感動させる力があるのでは?
という仮説にたどり着いた。
おっと、
倍音話は長くなるのでここで割愛。
また、いつか。
明日10日(土)は大磯のライブ・ハウスすとれんじふるうつで
牧野さんの倍音浴。
恐らくこれで最後になるであろうすとれんじふるうつでの倍音浴は
強烈だ。
お寺など広い空間で浴びる倍音は安らかだけど、
響きの良い狭い密室空間で全身に浴びる倍音浴は
強烈な変成意識の世界を味わうことができる。
ってなところで、本日は店じまい。
また、明日。
本日のキーワード
倍音に興味を持った方はぜひ。今からでも間に合う!
・牧野持侑 in 湘南大磯VOL.2
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