万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
本日のネコちゃん。
17.05.13(土)
長いようでもあり短いようでもある30年の年月のこと(10,087歩) 



起床05:20 体温未計測 体重未計測。

昨日開催した「新本格ミステリ事始め〜新本格誕生をめぐるトーク&サイン会〜」は大盛況のうちに終えた。

ライブの時とは違って静かな熱気に包まれた雰囲気がなんとも心地よかった。

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二十数年ぶりに再会した我孫子武丸さん、綾辻行人さん、竹本健治さん、それぞれの個性が際立つトークの司会を今回はやらせていただいた。

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綾辻さんと専属作家契約を結んだ頃、つまり新本格ミステリ誕生前後のことで随分ぼくの記憶違いがあることが綾辻さんの証言でわかったのも収穫。

人に自慢出来るほど記憶力が悪いからな〜。

でも記憶力が良い人は気をつけたほうがいいそうだ。

最近の医学研究では記憶力の良い人ほど認知症になるというデータが証明された。

ピンポイントのイベントのアンケートの回答率はいつも高いけれど、今回のように参加者114名で回答が108通。ほぼ100%の回答率というのは初めてだ。

(1)ミステリを読んだことのない人にオススメする一冊を教えて下さい。

(2)ミステリの最高傑作(洋邦問わず)を教えて下さい。
 他

アンケートの結果はこちらでお読み頂けます。

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レスポンスをたくさん貰えるのはとても嬉しい。

しかもほとんどの方から大絶賛なのが何よりも嬉しい。

楽しかったです!
質問を事前につのってトークに組み込むのもテンポが良く楽しめました(女性)。

参加者の方から事前にメールで頂いた質問数は22問。

その全てに作家の方たちからユーモアを交えて丁寧に答えて頂けた。

予め予定していたトーク&回答時間1時間半ピッタリで終えることが出来たのは綾辻さんの仕切りのうまさにおう所が多い。

新本格の始まりについて、今まで知らなかったエピソードが聞けて大変満足です。
作家エージェントという仕事も今では難しいかもしれませんが、新しい時代の幕開けのタイミングと合致していたのだろうなと感じました。(36歳・男性)

綾辻行人のデビューのきっかけのキティミュージックのマネジメント契約が、安全地帯のヒットによるものなどデビューにまつわるサイドストーリーを聞くことができて面白かった。(31歳 男性)

月給みたいなシステムがあるなんて知らなかったので、驚きました。(41歳 女性)

キティミュージック出版部からピンポイント設立初期にマネージメントしていたミステリ作家は今回の三人と歌野晶午さん。作家の故竹島将さん、故中島渉さん、2,000年下半期の直木賞を受賞した重松清さん、小野不由美さん、漫画家の玖保キリコさん、作詞家の来生えつこさん、画家のおおた慶文さん、マーク・バイヤーさん、映画監督の林海象さんなど個性的な才能の持ち主たち。

若いクリエイターたちには創作活動に専念して生活が出来るよう全員に毎月アドバンスを払い続けた。

そんなことが出来たのは安全地帯や高中正義や来生たかおやらヒットメイカーたちのお陰だ。

トークの中で竹本さんに「ぼくへのアドバンスが800万円を超えましたよね」と言われて、そんなこともあったよね〜と大笑い。

綾辻さんからも「大学院目指して勉強している時に書いた未完成の原稿を読んで、どこの馬の骨とも分からない若造に生活の保証をするから専属作家契約しましょうなどと声をかけてもらったことは今でも信じられません」と言われた。

今回参加できなかった歌野晶午さんからはわざわざコメントを送っていただいた。

「ピンポイントのこと」歌野晶午

 僕が作家を志したのは、その時やっていた仕事をやめたかったからです。
 小説が好きとか、作家にあこがれてとかいう気持ちがなかったわけではありませんが、そういうのはせいぜい二十パーセントくらいでしかありませんでした。
 とにかく仕事をやめたくてやめたくてたまらなかったのですが、しかし仕事をやめたら収入がなくなり、生活できなくなるので、嫌々続けていました。
 今だったら、親に寄生するという手があります。生活保護を受けようとするかもしれません。けれど1980年代後半にはまだそのような手段は一般的ではなく、僕も発想することすらできませんでした。とにかく生きるためには働くしかなかったのです。
 そんな時、作家になれば今の仕事はやめられる、という短絡的な考えが、どういうわけかひょいと思い浮かんでしまったのです。

-中略-
 けれど磯田さんと出会ったことで、道筋が大きく変わりました。月極めで前渡し金をもらうことで、ほかの仕事をしなくても生活を維持することが可能になったのです。僕はすぐに仕事をやめました。つまり磯田さんのおかげで、僕は所期の目的を達成することができたのです。

歌野さんは日本推理作家協会賞や本格ミステリ大賞を受賞し、2012年には直木賞候補にも名前を連ねた。

綾辻行人さんは館シリーズが累計400万部を超える人気ミステリ作家。

竹本健治さんは昨年発売した『涙香迷宮』が、昨年度の「このミステリーがすごい!」一位、そして昨日、本格ミステリ大賞受賞。

今一番勢いにのっている。

我孫子武丸さんはサウンドノベルゲームソフト『かまいたちの夜』の大ヒット以来、ゲーム関係でも大きな成果を上げ、小野不由美さんはアニメにもなった『十二国記』シリーズで超売れっ子で2013年には山本周五郎賞を受賞。

どれだけ素晴らしい才能にぼくは囲まれていたことか。

とてもおもしろかったです。何時間でも聴いていたかったです。(38歳 男性)

お話を聞きながら私も30年前に『十角館の殺人』や『匣の中の失楽』を読んだ時のことを思い出し(本屋さんで十角館のあとがきと島田先生の解説を立ち読みして涙ぐんだことなどを)ました。(53歳 女性)

もう30年も経つのかとしみじみ思い出しました(年も取るわけだ)。あの新本格ムーブメントの中で、毎月のようにわくわくして新刊をむさぼり読んでいた頃を思い出しました。(44歳 女性)

という新本格台頭初期からのファンの方たちから、

とても面白かったです。綾辻先生の本しか読んだことがなかったけれど、作家さんたちそれぞれの話が聞けて楽しかったです。(14歳中学生 女性)

綾辻先生、竹本先生、我孫子先生にお会いでき、とても面白く嬉しいです。
中学生でも買いやすいチケット代で良かったです。
大好きであこがれの大先生3人のトークは面白いです。
質問に答えていただきありがとうございました。
これからも活やく期待しております。(14歳中学生 女性)

こんなに若いファンの方たちにも喜んで頂けた。

もちろん、こんなおしかりの言葉も頂いた。

少し前置きが長かった。
アジェンダを白板に提示してもらえていたらもう少し話を整理しやすかったと思う。
リアルタイムでの質疑応答をしてほしかった。
『涙香迷宮』を買いたかった(当然あると思っていた)。(26歳 男性)

どこにも書いていない話が聞けて面白かったです。
磯田さんの話が長かったですが、そんな中綾辻先生がコーディネートやまとめて下さったのも聞いていて楽しかったです。(25歳 男性)

逆にこんな言葉も頂いた。

磯田さん名司会でした。
最高におもしろかったです。(39歳 男性)

新本格の裏側を知ることができたのは貴重でした。
ピンポイントという会社をもっと知りたくなりました。(43歳 女性)

知らなかった話ばかりでとても楽しい時間でした。
磯田さんという方の存在を知ることが出来たのは良かったです。(42歳 女性)

そしてこの感想はとても嬉しい。

みなさんの長い関わりを実感できるエピソード満載でたのしかったです。
個人的にお仕事としてマネージメント的なこともやっているので、その方面のお話も大変興味深く伺いました。

会場のBGMもステキでした!(女性)

サイン会の時に会場で流したBGMはイチオン(ICHION)だ。
(野間さん、写真を有り難うございました)


打ち上げ会場で。

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(左から、我孫子さん、綾辻さん、ぼくの右が竹本さん)


17.05.14日(日)(10,008歩)
起床06:30 体温36.5℃ 体重52.6Kg

昨日のアンケートのチェック&集計を。

ってなところで、本日は店仕舞い。
また、明日。

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