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☆イチオンについて



銀のしずく降る降るまわりに / イチオン

2017年8月15日発売 PCD2501 ¥2,700(税込)

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太古の音楽をアバンギャルドでダンサブルに彩るエスノ・エレクトロニカ!

文字を持たないアイヌ民族に太古から口伝で伝えられてきた美しい神話を現代的なサウンドで蘇らせ、未来につなぐイチオン(ICHION)のデビュー・アルバム。

金田一京助の影響を受けた15歳のアイヌの少女、知里幸恵がローマ字と日本語訳で編纂した13編の『アイヌ神謡集』は、約4年の歳月をかけて1922年に完成。完成したその夜に幸恵は心臓病により急逝ししてしまうが、死の翌年の1923年に出版された『アイヌ神謡集』は、今に至るも多くの人に歌い継がれ、永遠のベストセラーとなっている。

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〜旭川区立女子職業学校時代の知里幸恵〜

その神謡をアイヌ神話が色濃く残る現地で歌入れ、制作されたのが本アルバムです。


[収録曲]ご試聴ください

01.坐り謡.mp3

02.コンクワ〜梟の神が自ら歌った謡〜

03.ハリツクンナ〜谷地の魔神が自ら歌った謡〜

04. トワトワト〜狐が自ら歌った謡〜

05.トヌペカ ランラン〜沼貝が自ら歌った謡〜

06.アトイカ トマトマキ クントテアシ フム フム!〜海の神が自ら歌った謡〜

07.サアエエサアオオ

08.ケッカ ウォイウォイ ケッカ〜兎(兄)が自ら歌った謡〜

09.ク・リムセ〜弓の舞〜

10.カッパ レウレウ カッパ〜獺(かわうそ)が自ら歌った謡〜

11.タノタ フレフレ〜小オキキリムイが自ら歌った謡〜

12.トーロロ ハンロク ハンロク〜蛙が自ら歌った謡〜

13.銀のしずく降る降るまわりに〜梟の神の自ら歌った謡〜


ショップページはこちらです。
ピンポイントでの購入特典として今回のアルバムに収録した曲をリミックスした未発表音源「飾られた歌」をダウンロードでプレゼント致します。


アイヌの神謡(しんよう)というユニークな題材に加えて、打ち込みによるバラエティに富んだサウンドが唯一無二な魅力をいやがうえにも掻き立てます。

電子楽器の処理によるアバンギャルドなサウンドやリズム・パターンもさして違和感なく心地良く響いてくるのが不思議といえば不思議です。
歌の意味や言葉は皆目わからないのに耳馴染みが良いので何度でも聴きたくなってくる、サムシングなエナジー満載の「イチオン ICHION」の世界をご一緒していただければ幸いです。


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ニセコ     写真:アライシアキラ


[イチオン ICHION]プロフィール

京都でオルタナジャンクバンドTORICOでG,Vo,Sax,
Electronicsを担当していたアライシアキラが、2008年のバンド活動停止後ソロワークとしてイチオン ICHIONを始動。自作楽器や環境音を中心に取り入れた、電子的な実験音楽を開始。

2011年京都のレーベルshrine.jpからファースト・アルバム『Hi [拝]』をリリース。
その後、vocalにキラライラが加入。

アイヌ民族の伝統音楽に影響を受け、アイヌ音楽をベースにした楽曲製作を行う。2013年から2015年の間、数度北海道にわたりフィールドレコーディングを行う。

2017年3月アメリカ先住民族のズニ族の元へ音楽修行の旅に出る。現地で、キラが世界的に活躍するズニ族の音楽家フェルナンド・セリシオン氏(Fernando Cellicion)に弟子入りし、歌唱指導を受けた。

メンバー:
アライシアキラ (サンプラー・エレクトロニクス)
キラライラ(ボーカル)

ICHION

ICHION is the band from Japan.
The menbers are Kyra and Akira.
Kyra is a vocalist and Akira plays musical electronics.
They have been playing music around 30years,
in early age played altenative rock music.
Then gradually changed to focus traditional music and tried to find roots of their sound,finally met AINU traditional music.
AINU are native people lives north part of Japan.
The songs of AINU deeply have atrracted them and started to composed songs under influence of AINU.
Now ICHION combines traditional AINU folk music : especially Kamuy -yukar from "Ainu Shinyo-syu"(collected stories of Ainu Gods written by Yukie Chiri) and electro music.
And in their live perfomance , using self buid LED lighting system to gain impact of sound and mythological world.

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写真:伊藤真司

電気技師でもあるアライシアキラはほとんどの楽器を手作りします。実家の庭木を使ったベースやシンセサイザー等の自作楽器の全容はこちらをお読みください。

また、これは正式には公表されていないことですが、アライシアキラは大磯で「マナ・サウンド・ヒーリング」を主宰する音叉のサウンド・ヒーラーでもあります。


実はプロデューサーの磯田が「イチオン ICHION」と知り合ったきっかけはアライシアキラに音叉の施術を受けたからなのですが、これは2004年のクリスタルボウル奏者牧野持侑さんとの出会いに似ています。

あの時は牧野さんのクリスタルボウルを聞いて「めまい」が治ったのですが、今回アライシアキラに調整していただいたのは股関節のズレでした。

アライシ自身は特に音叉を意識した音作りはしていないと言いますが、身についたヒーラーとしての素養は無意識のうちにサウンドに反映されているのかもしれません。

今回発売するCD『銀のしずく降る降るまわりに/イチオン 』の曲順を決めるために何度か曲を聴いていて感じたことがあります。それは「おかしみ」でした。

笑いがあるのです、彼らの音作りの根底には。

笑いはヒーリング(癒し)の最高のツールですので、これは素敵なワザだと思います。


変幻自在なアライシアキラの音作りに一際大きな華を添えているのはキラライラの奇妙な声、Strange Voiceです。キラライラ、すごい才能です。

ぶっきらぼうかと思えば時として醒めていて、曲により幼子のあどけなさと老女のしたたかさを瞬時に使い分けるキラ ライラとはどんな女性なのでしょう。


キラライラ (ボーカル)
ニューウェーブ3ピースバンド「Current Mirror」でベースボーカルを務める。
ある時、自分たちのやっている音楽は欧米人の真似ではないかと気づき、バンド活動に疑問を持つ。

欧米からの影響を受ける以前の、戦前の日本の音楽(民謡や雅楽、能楽)及び西洋音楽の影響を受ける以前の世界各地の民族音楽に強い興味を持ち、それらをヒントに日本人のアイデンティティを表現できる音楽づくりを模索する。

バンド解散後、ボーカルに専念するべく福島英の「ブレスヴォイストレーニング研究所」に1年通う。

芸能山城組のトップソリストが講師を務めるブルガリアンボイスの講座に1年通う。
その間、芸能山城組のメンバーとともに新宿三井ビルディングにて行われる「芸能山城組ケチャまつり」にて、山城組メンバーとともにブルガリア女声合唱に参加。

イチオン ICHION加入後は、アイヌ民族の文化に強く共鳴し、ボーカルとして自然の心を感じながら声を出すことに務めている。


今回のCDの収録曲はすべて北海道で録音したものですが、録音場所はスタジオではなく、阿寒湖や洞爺湖等の野外だというから驚きます。

録音はキラライラのボーカルのみをハンドマイクで収録。あとでアライシアキラが音をかぶせるとは言え、野外で無伴奏で歌うのは大変だったと思います。


キラライラにレコーディング秘話を綴って頂きましたのでご紹介いたします。


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洞爺湖    写真:アライシアキラ


キラライラによるレコーディング秘話
北海道にはこれまで3度滞在しました。

アイヌ民族の音楽をモチーフにして楽曲製作をすると決めた時、それならばまず実際に北海道へ渡り、アイヌ民族の世界に直に触れなくてはならないと考えました。

ですので1度目の滞在の時は、まだ楽曲製作はおろかレコーディングはせず、二風谷(にぶたに)のアイヌ資料館、阿寒湖のアイヌシアターなどを巡り、知床でアイヌの方によるガイドツアーなどを体験し、アイヌ民族への理解を深めました。


二度目には、レコーディングを目的として阿寒湖へ訪れました。

阿寒湖を選んだ1番の理由は、1度目の滞在の時に阿寒に訪れて、阿寒国立公園の大自然に感動し、非常に気に入ったからです。

阿寒には今もアイヌ民族の方々がたくさん暮らしておられていて、そこここにアイヌ文化の気配を感じられる、素晴らしい所です。

かつ、北海道の中でも不便な場所にあるため、雄大な自然が手つかずのまま残っており、人間の気配よりも、大自然の気の方が圧倒的に勝っている土地でもあります。

そのような所が、自然との共生を続けるアイヌという民族の謡を謡うのに、最も適した場所だと考えたからです。

また、理屈抜きで、阿寒の森の空気が、自分にとってとても心地よく、懐かしい故郷のように感じられる場所であるということもあります。

そのような「阿寒」という土地に意味を感じているので、実際の録音を凍結した阿寒湖上で行ったことに関しましては、特に意味はありません。
 

こぼれ話になりますが、当日、阿寒湖の凍った氷上で、気温マイナス5度の中、日の出に合わせて1発勝負で録音しました。アライシアキラによりますと「周囲を山に囲まれた湖」という状況で、ここまでの無風は中々ない、というか奇跡に近い、との事でした。


その後、たまたま立ち寄った網走の海岸でも、「ここで謡おう」と感じて、レコーディングをしました。
網走海岸では、オホーツク海を臨み、シャチの神のことを想いながら、「シャチの神の謡」を謡いました。



神秘体験にも似た洞爺湖での出来事やアイヌの神の洗礼とも思える過酷な天候を通してキラライラは「自然への心からの畏敬の念なくしては、アイヌ民族の本当の心を理解することはできないだろう」という深い境地に到達することになります。


・イチオンHP


・イチオン座(Facebookページ)


text by金子夏枝

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