万歩計日和
文/写真・mizugame
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育ての親のたぬちゃんとシンノスケ君(久我山)
03.06.18(水)
The Syergy Live2003(6,452歩)

CDプレゼントも一件落着したね。

当選した方には、来週発送する予定なので、今しばらくお待ち下さい。

っで、昨日からThe Synergy Live2003が始まった。

初日はポルトガルのヴォーカル・ユニットのマリア・ジョアン&マリオ・ラジーニア・カルテットとスエーデンのE.S.T.(エスビヨン・スヴェンソン・トリオ)。2日目がベルギーのナタリー・ロリエ・トリオと、フィンランドのトリオ・トウケアット。

今日は、彼らの寸評を。

まずはマリア・ジョアン&マリオ・ラジーニア・カルテット。

ロング・ドレスを着てリズミカルに飛び跳ねながら3オクターブの声域を活かし、楽器を吹くように変幻自在に声を操るマリアはポルトガルの矢野顕子というよりも、女ボビー・マクファーリンといった雰囲気で、母親がアフリカ人のせいだろうか、ヨーロッパよりもアフリカ色の濃いボーカル。

歌うことが楽しくて仕方がないといった仕草もとても可愛らしく、縦横無尽なボーカルにもかかわらず音程が狂わないのも見事で、安心して聞いていられる。

恐らく今回のステージを見た人の口コミが広まり、新しもの好き、エスニック好き、とんがったもの好きなどの間でカルト人気が出始めて、何かのきっかけでブレイクする可能性大の逸材。

キース・ジャレットも一目置いているのがE.S.T.(エスビヨン・スヴェンソン・トリオ)。

CDで聞くスヴェンソン・トリオは、エレトリックも用いた刺激的な演奏が得意に思われたが、意外なことに、全編アコースティックで、しっとり落ち着いた演奏を聞かせてくれた。

アメリカで生まれたジャズが遠く海を越え、スエーデンで丁寧に育てられインテリジェンス溢れる音楽として成長している。そして、彼らの緻密なサウンドは、紀尾井ホールという器にしっくりと馴染んでいた。

ベルギーからやって来たのがナタリー・ロリエ・トリオ。

才媛ナタリーの指がとても長くて美しく、その指から紡ぎだされる多彩なハーモニーが、ナタリーの演奏にインテリジェンスを加えている。繊細でいながらダイナミックなナタリーの演奏は、いかにもヨーロッパ育ちのジャズといった気品が感じられる優雅さを備えたものだね。

フィンランドからのトリオ・トウケアットには驚かされた。

E.S.T.やナタリー・ロリエ・トリオには、キース・ジャレットのスタンダード・トリオの影響やヨーローッパ近代や現代音楽の色合いが強かったけど、トウケアットの演奏は、まるでクラシックのロマン派の大家の演奏を聞いているようにスケールが大きい。

ピアニストのイーロ・ランタナの太くて短い指は、恐るべきスピードと正確さで鍵盤上を疾走し、自在にコントロールするペダル・テクニックも見事で、ピアニッシモからフォルテッシモまで、万華鏡のように音色も音量も変化する絢爛豪華で、ダイナミック、かつスリリング。

イーロのサービス精神たっぷりなトークも楽しくて、あっという間に1時間が過ぎ去る程だった。

日曜日まで続くThe Synergy Live2003。

会場は四谷の紀尾井ホール。週末にかけては、フレンチ・メルドーと絶賛された、ぼくの大好きなジャン・ミッシェル・ピルクや、イタリアの逸材、アントニオ・ファラオが登場する。

当日券が買えるので、ぜひお時間のある方は会場へ。

ってなことで、本日は店仕舞い。
また、明日。

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The
Synergy Live2003
(鯉沼ミュージックのサイトから)

本日の見聞録
・シナジー・ライブ2003(紀尾井ホール)

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