万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
ちょっと一休みしていこうかな、と外猫君
03.06.30(月)
Pinpoint Live 当日其の二(12679歩)

朝9時過ぎにレンタカーを返し、そのまま、10時に鯉沼ミュージックで、The Synergy Live2003の総括打ちあわせ。

その後、渋谷に行き、タワーレコード、HMV、ディスク・ユニオンに寄り、『エリントン・オン・Vディスク1945〜46』(徳間TKCF-7705)を探したけれど、見つからない。

先日メグで、岩浪洋三さんが聞かせてくれた、このCDに入っている「林檎の木の下で」をどうしても聞きたいわけ。

最後に、五反田のフジ・フィルムに北島敬三さんに撮ってもらったPinpoint Liveの写真の現像に出して、今日の外回りはおしまい。帰宅すると、昨日の疲れで、ぐったり。

っで、昨日に引き続きPinpoint Live のご報告の後編。

三曲程演奏がすすんだ頃、テキーラの飲み過ぎで寝坊した植松さんが、会場入りした。ホールに入るやいなや赤ワイン一気飲み、側にいたスタッフの目は点。

ドラムセットを組立終ると、演奏中の小泉さんと小川さんの間のスぺースにそ〜っと楽器を運び入れ、せっせとセッティング。顔は菅野さんに向けて、スイマセン、スイマセンの低姿勢の目礼。

植松さんのセッティングが終わる頃、演奏もエンディングを迎えた。

すると、やにわにマレットを掴んだ植松さん、シンバルを叩いて演奏に加わった。その変わり身の早業が会場内に笑いを呼ぶ。かくて、何事もなかったように、菅野さんの演奏はカルテットとなりノン・ストップで続く。

この植松さんの途中参加、何人もの知り合いから、あれって演出?と訊かれたのには苦笑した。しかも、遅刻事件で植松さんの人気急上昇。転んでもただでは起きないよね。色んな離婚歴の人を知っているけれど、3回離婚した相方の国籍がすべて違うのは植松さんだけ。インターナショナルなんよ、腹話術の人形なのに。

その後、会場から何曲かのリクエストもあり、徐々に熱気を帯びてきた所で、最初のセットは終わり、休憩。楽屋代わりのソファで、メンバーに平身低頭の植松さん。

菅野さん「ツェーマン・ダウン、ツェーマン・ダウン」と、植松さんを冷やかす。

ツェーマン・ダウンとは、昔、菅野さんがジョージ川口さんのバンドで演奏している頃、遅刻したミュージシャンにジョージさんが、怒鳴った言葉だ。ツェーマンとはバンド用語で1万円。つまり、ツェーマン・ダウンとは、ギャラから一万円引くぞという意味。30年程前の一万円だから、けっこう辛い。

話し好きの菅野さんは、休憩中に歩き回ってみんなと話し込む。エミルさん一家のテーブルに加わって話し込んでいたので、後からエミル・ママに話を訊くと、エミルさんに、菅野さんが開発しているフラット鍵盤ピアノを練習するようにすすめたそうだ。ちゃんと弾ければ、世界で二番目に上手いフラット鍵盤ピアニストになれるんだから、だって。そりゃ、そうだ。

休憩後、ますます上機嫌の菅野さん。次から次へとお馴染の曲を演奏し、セカンド・セットが終るや否や、もうワン・セット弾きます宣言。

聞いてないよ〜。既に時間は6時を過ぎているし、3セット終えて、東京駅発最終の伊豆急に乗って下田に帰れるのかしらん?菅野さん。

っで、20分後に始まった3セット目の演奏が当日の白眉。

楽しいだけではない菅野さんの狂気のようなものが顔を出し始めていたからだ。
演奏が終って、演奏料を渡すと、いいの?いいの?本当にこんなにもらっていいの?とんでもない、お約束の金額ですから。大喜びの菅野さんが会場を去ったのが7時過ぎ。

すぐさま撤収開始。

お客として来ていた綾戸倶楽部の、さっくさん、しろちゃん、北村さんなどが、率先して撤収を手伝ってくれたので大助かり。8時までに撤収を終えて会場を出ないと超過料金が発生するので、第3セットが始まった時にそれは覚悟していたんだけど、瞬く間に撤収終了。

最初に録音機材を搬出、角田さんお疲れさま。続いて、つき屋酒店さん搬出。彼が参加してくれた為に、どれだけ助かったか。お疲れさまでした。そして、最後にPinpoint関連の荷物を搬出し、金子管理人、健さん、岩川君、剣持っちゃんと青葉台の大福楼で、今日初めて座って食事後、帰宅。

今日のライブを見た方達から、面白かった、楽しかったの声が多かったので、まずは、第1回目Pinpoint Live は成功した、と、日記に書き、荷物の整理は明日にして、そのまま布団に倒れこむ。

生まれて初めて主催したコンサートに小学校や中学校時代の同級生が数人、ソニー時代の仲間が数人、キティ時代の仲間が数人、綾戸倶楽部の会員さんたちが10人ほど、いろんな時代の仕事仲間も数人、とにかく、今まで過した55年間の色んな時代の知り合いが会場の六割を占める素敵な場、これが僕がイメージしていたpinpoint forumだ。

今日の菅野さんの演奏で、楽しさは充分に伝わったはず。っが、実は今日は菅野さんの反則すれすれ、狂気一歩手前のような逸脱した演奏がなかったのがちょっぴり残念。菅野さんの本当の凄さがそこにある。そんじょそこらのカクテル・ピアノ弾きと、菅野さんの格の違うのがそこだからね。

それをちゃんと見抜いていたのが、ロバ耳通信の多田君。休憩時間に、過激・前衛・逸脱音楽好きの多田君に「菅野さんの音楽は多田君の趣味じゃないよね」と問いかけると、「指先が見えるところで見ているんですが、この人が逸脱する時は狂気の世界に踏み込むんだろうな、ということが良く分かりますよ」だって。

凄い、多田君、その通り。

元ECMレコード・ファンクラブ会長、ECMで発売されたアルバムを全部コレクションしている若いながらの強者、多田君ならではの慧眼。

菅野さんの演奏は、時にはミスタッチは多いし、リズムが崩れることもある。音符をまさぐり過ぎる時もある。でも、何が素敵かというと、スガチンはピアノを弾きこなそうとしないことだ。ピアノを愛おしんで弾いている。それが、菅野サウンドの素敵なところ、だと、ぼくは思うわけさ。

スペシャル・サンクス to健さん、みさおさん、角田さん、つきや酒店さん、剣持っちゃん、大芝さん、岩川君、さっくさん、北村さん、しろちゃん、北島カメラマン、坪井さん(アれー・ホール)、岡村さんご夫妻、恵比寿サンマリノ、そして、会場まで足を運んでくれたみなさま。

二ヶ月もたたないうちに、みなさまのメール・ボックスにPinpoint Live 第2回"高田渡"開催のお知らせメールが配信される予定そん時は、ひとつ又よろしくね。

っで、明日は、参加した人からの感想メールを紹介するからね。

ってなことで、本日は店仕舞い。
また、明日。

本日の収穫
・CD『W.A.MozartSymphonien No.39.40.41/ANIMA  
    ETERNA Direction Jos van Immerseel』()
・本「まれに見るバカ女との戦い」別冊宝島Real(宝島社)
・本「放送禁止歌」森達也著(知恵の森文庫)

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