万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
今日はみい君にお弁当を持っていった
04.08.01(日)
命知らずがいっぱい(7260歩)

国家プロジェクト単位の宇宙飛行を、個人で計画している人がいるんだから、アメリカってのはおかしな国だ。

っで、昨日の続きから。

ひょっとしてマッド・サイエンティストか?と、疑ったトゥルアックスの経歴を調べてみると、元アメリカ海軍のロケット開発者で、ロケット研究の第一人者でもあることが分かってきた。その輝ける開発者が、何故NASAをリタイアして個人宇宙飛行などというとんでもない計画をすすめているのか。

ど〜しても会いたいよね、こ〜いう人には。

ヒューストン、ケネデイ、マーシャル。NASAの三大基地の取材がほぼ終わりかけた頃、トゥルアックスの住まいがようやく分かった。っで、早速取材チームは、彼の住むシリコン・バレーへと向かった。

トゥルーアックスの家はすぐに見つかった。庭先の乗用車用二輪トレーラーにロケットが乗っている家はそうはないからね。

「嘘だよね」

「まさか、あれじゃないよね」

「あれに人を乗せて宇宙に飛ばすんじゃないよね」

「無理だ、絶対に無理だ」

ロケットを目の当たりにした僕らの正直な感想だ。

好々爺に手の届きそうな年ごろのトゥルアックスが家から出て来て気持ち良く取材に応じてくれた。

彼は、軍事余剰物資をかき集めてロケットを製造している。つまり、NASAが膨大な費用で開発したロケット用部品や飛行機の機体の払い下げの一部を組み合わせてロケットを作っている。

試しに子供の頃に座った幼稚園の木の椅子に似た座席に座り、頭からロケットの先端をかぶると、目の前の透明な風防ガラスからは外が見られる。

でもな〜、一体、誰がこんなロケットに乗って大気圏外すれすれまで打ち上げられたいのかしらん。

ジョンソン宇宙基地で宇宙計画初期に打ち上げられたマーキューリー・カプセルを目にした時にも、これで、地球の周りをたった一人で回ったヤツが本当にいるのか?と、ほんとうにビックリした。まるでスバル360、つまり軽自動車のサイズだからね。

どれだけ当時の宇宙飛行士が向う見ずだったかが分かる。

僕は何億円という金を積まれたとしても、絶対にスバル360で地球を回るのは嫌だ。意気地の無いヤツだとどんなにののしられても、ぜ〜〜ったいにダメ。

ちなみにトゥルアックスのロケットのサイズはこれ。

・全長:8.06メートル
・直径:62.5センチ
・重量:1.36トン
・重量制限:体重83.6キロまで。

これに乗って地上80キロ(大気圏外すれすれ)まで飛びたいと思う人がいるの?

っが、既に200人もの人間が名乗りを挙げていると言われて、二度ビックリ。物好きな、と言うか怖い物知らずの人っているもんだね。

トゥルアックスが何故有人飛行ロケットを制作しているかの理由が奮っていた。

「昔僕らが子供の頃に、遊園地の周りをぐるぐる回る遊覧飛行機があったのさ。今や宇宙時代だからね、それに似た遊覧ロケットを打ち上げたいのさ」

ぜひ、ご自分が宇宙に飛び出す時にこれを使って下さい、と彼へのお土産を差し出した。アメリカでも発売されたばかりのウォークマンだ。

いや〜、これはうれしいね。でもね、僕はこのロケットには乗らないんだ。万が一失敗した時に原因を究明しなければならないからね、だと。

トゥルアックスのロケットの打ち上げが成功したというニュースは聞かない。そんな時に今回のニュースだ。どうなったんだろうね、トゥルアックスのロケットは。

ってなところで、本日は店仕舞い。
また、明日。

本日の見聞録
・読了「インターネットで儲ける週末副業術」
    水野基義(知的生きかた文庫)

本日の図書館
・本「現代日本の問題集」日垣隆著(講談社現代新書)
・本「機会不平等」斎藤貴男著(文藝春秋)
・本「がんばれ仏教!」上田紀行著(NHKブックス)
・本「デジカメ写真は撮ったまま使うな!」鐸木能光著
   (岩波アクティブ新書)
・本「地球温暖化論への挑戦」薬師院仁志著(八千代出版)
・本「図解・クラシック音楽大事典」吉松隆著(学研)
・CD『In a Silent Flow/おおたか静流』(PROJECT-T)

本日の収穫
・本「寄り道して考える」養老孟司、森毅著(PHP文庫)

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