万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
お風呂場で見事に咲いたスパッティフィラム
06.12.12(火)
多賀英典さん(12115歩)

久しぶりに多賀英典さんに呼び出される。
何の話かと思って出かけてみたら、思いもかけない話が切り出されたので驚いた。

その話はおいといて。

日本の音楽シーンの中で、プロデューサーと名付けることの出来る数少ない人だね、多賀さんは。

初めて多賀さんと遭遇したのは30年以上も前のこと。

場所は六本木。

当時材木町にあった業界人の溜まり場スピークロー。

紹介者は、日本コロムビアの洋楽ディレクター清水美樹夫さん。

っが、「多賀さん、こいつ、吉田拓郎が好きなんだって」という紹介のし方はないでしょ美樹夫さん、井上陽水のプロデューサーにそんな挑発的な・・・。

「ふ〜ん、拓郎のどこがいいの?」

多賀さんとのお付き合いはこのセリフから始まった。

ぼくは拓郎がどれだけ素晴らしいかを語り、多賀さんは面白そうに話を受けてくれた。

それ以降、飲み屋で顔を合わせるとご馳走してくれた。

多賀さんの性格を物語るエピソードを二つ。

よくソニーのレコードを頼まれた。

ぼく自身もそうだけど、つい同業者にはサンプルをねだってしまう。

サンプル盤をあげたりもらったりが通例だったけれど、多賀さんは必ずお金を払って買う。

一度としてサンプルをねだることはなかった。

エピソードその2。
ある晩、六本木か青山の飲み屋で多賀さんを囲み、数人で呑んでいた時のこと。

某ラジオ局のディレクターらしき人物が馴れ馴れしく「多賀ちゃ〜ん、どうよ最近は?」酔っぱらって話しかけてきた。

多賀さんはちらっと顔を向けて、どうも、と挨拶をしただけで、彼を全然相手にせず、ぼくらと楽しく呑み、話を続けた。

普通、レコード会社の人間はメディアの人間と出会うと、プロモーションを始めてしまう。

自分のアーティストの売り込みやら、おべっかを使ってメディアの人間のご機嫌をとったり、立場上、ど〜しても卑屈になりがちだ。

多賀さんは、呑んでいる時に仕事は関係ないと割り切っていた。

なかなか出来ないもんだけどね、こ〜いう毅然とした態度は。

3年ぶりに会った多賀さんは、もっともっと素晴らしい音楽・映画を世に出したいと
意気軒高だった。

歳をとったからといって、丸くもならず枯れもしない多賀さんはいいね。

ってなところで、本日は店仕舞い。
また、明日。

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