万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
好きな風景です。
14.04.21(月)
もう一つの環境問題。(6,725歩)

今読んでいる「寄生虫なき病」が腸、否、超面白い。

筆者のモイセズ・ベラスケス=マノフは科学ジャーナリスト。

自己免疫疾患を患い、寄生虫、細菌、ウイルスと免疫の関係を調査し、8,500本にも及ぶ論文を読み、何十人もの科学者にインタビューし、自ら寄生虫感染療法を試みて執筆した初の著書が「寄生虫なき病」。

現代人が体内や環境から細菌を排除した結果、花粉症、蕁麻疹、アトピー、喘息、各種アレルギーなどの自己免疫疾患から始まり自閉症に至る多くの病気を発症する原因となっていることが膨大なデータをもとに語られている。

何でもかんでも除菌という最近の傾向は人間の体を脆弱にし免疫力を低下させているのは確かだろう。

それにしても寄生虫を体内に取り入れるのには勇気がいる。寄生虫は皮膚から取り込むのだが、微細な幼虫が皮膚を食い破って体内に入り、毛細血管に入り込み、数週間かかって彼らの最終目的地小腸にたどり着く。

毛細血管をたどっている最中に彼らが脳や心臓を食い破るという危険性は無いのだろうかと誰でも考えるけれど、宿主が死んでしまうこと=自分たちの死を意味しているから寄生虫は宿主を殺してしまうような馬鹿なことはしない。

とは分かっていても彼らと仲良くする勇気はない。

まるでミクロの決死圏!

こんなにどきどきする面白い医学レポートはちょっとないんだけど、一番衝撃を受けたのがこの部分。

「身体には脳が二つある。腸の周りにある、蠕動運動などの活動を司っている神経細胞の束と、自ら脳と称している、頭の中にあるさらに大きな神経細胞の束である。進化という観点から見ればおそらく前者のほうが先に進化したものと思われるが、この二つの脳は現在でも不可分に結びついている」
            「寄生虫なき病」P-347より。

このところ腸は第二の脳であるということをよく聞くけれど、腸と頭の二カ所に脳があるというのは面白い。

腸と細菌をめぐる問題は、もう一つの、忘れてはならない環境問題だね。

ってなところで、本日は店じまい。
また、明日。

本日のキーワード
寄生虫なき病

腸は第二の脳なのか?

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