万歩計日和
文/写真・mizugame
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ジビエの波が大磯にも。
16.02.17(水)
地球にやさしくだってぇ?(11,163歩)

起床07:15 体温36.3℃ 体重Kg。

常日頃耳にする言葉で居心地の悪さを感じているのが「地球にやさしく」。

人類誕生から今に至るまで地球に対してどれほどの悪行を重ねてきたかを考えてみると、とてもこのフレーズは恥ずかしくて口に出せない。

大分以前手に入れたけれどなかなか手が伸びなかった吉川浩満著「理不尽な進化〜遺伝子と運のあいだ〜」を寝しなに読み始めたら予想通り刺激的な内容でドキドキしながら読み進めている。

「絶滅」から生命の歴史を眺める!というこの本のコンセプトが素晴らしいし、帯に記された著名人7名のコメントにも萌える。

特にぼくが好きなお二方のコメントをお読みあれ。

進化論の面白さはどこにあるか、なぜそれが専門家の間でも極端な論争を呼ぶのか、本書はそこをみごとに説明する。
近年ここまでよくできた思想史を読んだ覚えがない。

                  養老孟司(毎日新聞)

この本は昨年の私的ベスト5に入る良書です。科学書ではなく、「進化論」という老樹を権に冠り、思索に遊ぶ粋な哲学書です。              池谷祐二(読売新聞)

っで、
この本の冒頭に「地球にやさしく」というフレーズに負い目を感じなくてもいいのだと確信させることが記されていた。

仮に、いまなお存続している生物種を500万から5000万とし、これまでに出現した生物種を50億から500億として割り算をしてみよう。すると、今生きている種はじつに全体の1000分の1でしかないということになる。つまり、これまでに出現した生物種の99,9%はすでに絶滅してしまっているのだ。せっかくこの世に登場してきたというのに、ほとんどの種は冷たい土の中で永遠の眠りについているのである。
なんとも驚異的な生存率(の低さ)ではないか。気持ちいいほどの皆殺しである。母なる大地などと言うけれども(それはそのとおりなのだろうけれども)、それは自然による一大殺戮ショーの舞台でもあるということだ。地球にやさしくとか言うけれども(そうしたほうがいいこともあるだろうけれども)、そもそも生き物のほうは地球からそんなにやさしくされていないのではないかとも思えてくる。

  「理不尽な進化〜遺伝子と運のあいだ〜」 P-36より


パチパチパチパチ。

読みながら思わず心がスタンディングオベーションしてしまった。

ってなところで、本日は店仕舞い。
また、明日。

本日のキーワード
・「理不尽な進化〜遺伝子と運のあいだ〜」
         吉川浩満著(朝日新聞社)

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