万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
散歩道の風景。
16.05.24(火)
1974年のこと。(13,048歩)

起床05:05 体温36.2℃(起床後) 体重52.4Kg.

当時のぼくはCBSソニー・レコードの洋楽ディレクターだった。

前年7月に大阪厚生年金会館で録音した120分を超える三枚組、横尾忠則さんデザインの世界最大の22面ジャケット(ギネスブック登録済)に包まれた世界初のサンタナのライブ・アルバム『ロータスの伝説 サンタナ・ライブ・イン・ジャパン』を発売した。

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世の中はユリ・ゲラーのスプーン曲げで騒然とし、「かもめのジョナサン」「ノストラダムスの大予言」が大ベストセラーとなり、長嶋茂雄が引退し、立花隆の「田中角栄研究〜その金脈と人脈」が文藝春秋に掲載され、テレビでは「寺内貫太郎一家」、「パンチDEデート」、映画では「エクソシスト」、「エマニエル夫人」が評判となり、「イエスタデイ・ワンス・モワ/カーペンターズ」「ノーウーマン・ノークライ/ボブ・マーレイ&ウエイラーズ」、「リキの電話番号/スティーリー・ダン」、「アイ・ショット・ザ・シェリフ/クラプトン」に耳を奪われたのがぼくの1974年だ。

その頃に哲学と宗教と科学(医学)が人生の大きなテーマであることを認識し、悪化の一途をたどる世の中に子どもを送り込まないことを決めた。

80年代初頭ににサウンドスケープ(音風景)の提唱者、カナダの作曲家マリー・シェーファーの著作「世界の調律」に感銘を受け、世界を調律するにはまずは自らを調律しなければならないと考え始めた時にマクロビオティックに出会った。

衣・食・住すべてが医にかかわることにも目覚めた。

その後初めて浴びたクリスタルボウルの響きで良性発作性頭位めまい症が止まるという衝撃的な体験を通して音や響きを左右する倍音に興味の矛先が向いた。

マクロビオティックを食の基本に暮らしてはいたけれど、飲料水はボトリングされたミネラルウォーターを使っていた。

安全性や飲み心地で選んだミネラル・ウォーターのエネルギーが弱いと感じるようになったのはいつ頃からだろう。

瓶詰めされたミネラルウォーターは極端に言えば死んでいる水だ。

しかも貴重な水源地は世界中の水産業から狙われているのでエコ的に考えてみても水道水が飲めれば一番いいことはわかりきっている。

とは言え敗戦後の日本に疫病が蔓延しないように1945年にマッカーサーに決められたかなり高濃度な塩素消毒がいまだに続いている不味い水道水を飲んだり風呂に使うのは危険なので、ボトリングされた水を飲み、水を無害化するシャワーヘッドを使いながら、時折評判の浄水器を通した何種類もの水を飲んでみたもののどれもピンとこなかった。

ある日突然目の前に現れたのが浄活水器・天真水だ。

半年ほど前から天真水ウォーターを飲み続け、体に浴びることによって少しずつ体に変化が現れてきたことは何度も書いている。

今食べているものが10年後の自分の体を作ると言われている。

食のみならずすべての環境が悪化の一途を辿っているのだからまごまごしてはいられない。

自分を調律しなおして暮らし方を変えないかぎり世界は何も変わらない。

あれ?こ〜いう話を書こうとしたんじゃないんだけどな〜。

なんで1974年の話から始まったかというと柳沢健著「1974年のサマークリスマス」を一気に読んだからだ。

林美雄とパックインミュージックの時代が綴られた本書は、ぼくが連日サンタナやシカゴやB,S&Tやジャニス・ジョプリンをプロモーションする為に毎晩深夜までニッポン放送、ラジオ東京、ラジオ関東、文化放送、FM東京を駆けずり回っていた時代のど真ん中を描いたノンフィクションだ。

ロックだけではなく様々なカウンターカルチャーが都内随所で爆発し、毎日がお祭りだった70年代を象徴するキャラクターとして林美雄さんほど相応しい人はいない。

日活ニューアクション最後の作品、青春映画の傑作「八月の濡れた砂」の主題歌をたった一人でヒットさせ、デビュー直後に誰からも評価されなかった荒井由実を「天才現る!」と番組で連呼し、常にその時代に一番勢いのある才能を見つけ出して若者に目や耳を向けさせた林美雄さんの功績は大きい。

二年前の万歩計日和をお読みあれ。

14.02.04(火)林美雄さん。(8,807歩)
先週、ノンフィクション作家の柳沢健さんという方から電話を頂いた。

「小説すばるで林美雄さんのノンフィクションを連載しています柳沢健と申します。先日、高平哲郎さんを取材させて頂いたのですが、林さんのことなら磯田さんにも取材してみたらと勧められてお電話を差し上げました。お話を聞かせて頂けませんでしょうか?」

11時半に渋谷のティームース"ハンモック"で柳沢さんとお会いして2時間ほど取材を受ける。

林美雄さん。
懐かしいお名前だ。
パック・イン・ミュージック金曜日第二部のパーソナリティ。

1971年8月25日に公開された日活最後の一般映画「八月の濡れた砂」に惚れ込んだ林美雄さんは、レコードが発売されていなかった石川セリが歌うテーマ曲の音源を日活から手に入れ、半年間、番組で毎週かけつづけた。
その結果、池袋文芸座には公開当時全く不入りだったこの映画を見に若者たちがおしかけた。

というのは有名なエピソード。

以後、林さんはサブカルチャーの中から自分がいいと思うものを積極的に番組で取り上げ続けた。

山崎ハコ、斉藤哲夫、RCサクセション、またデビュー当時の荒井由実を「この人は天才です!」とい言い切った。

2002年に肝不全で林美雄さんは亡くなった。

それほどぼくは林さんと親しかったわけではないけれど、当時の深夜放送のパーソナリティの中では一番趣味が近い人だったので、ぼくの知る林美雄さん像、当時のレコード会社やラジオ局、主に深夜放送番組の裏話などを話させて貰った。

ってなところで、本日は店仕舞い。
また、明日。


本日のキーワード
・『ロータスの伝説 サンタナ・ライブ・イン・ジャパン』


・「世界の調律」


・マクロビオティック


・良性発作性頭位めまい症


・日本の水道水


・「1974年のサマークリスマス」

・八月の濡れた砂





本日のワンちゃん

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