万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
本日のネコちゃん。
16.05.29(日)
健康の味。(13,797歩)

起床03:35 体温36.0℃ 体重52.8Kg。

頑なに決めたワケではないけれど、病院には行かない、検査は受けない、売薬に頼らないことにしている。

数年前に痛めた股関節の具合を診てもらうために信頼できる接骨院に時折通う程度だ。

病気というのは自分の暮らし方の歪が原因なので、発症した時は衣食住の再点検が最優先されるべきで、一時的に薬で抑えてしのいだところで解決にはならない。

西洋医学のみならず民間療法や漢方にしても対症療法でしかない。

自分の生活様式が原因で病気になったのだから自分の暮らし方を変えて治すしかないというのは極めて単純な道理だ。

ただし、病を治すためのアドバイスをしてもらえる有能な治療家や施術家と出会うことも必要だね。

「胃が痛くなるという経験がないのでどこに胃があるのかも知らないんです」とは、全く病気に縁の無かった南伸坊さんから随分前に直接聞いたセリフだ。

ところが10年程前に伸坊さんにガンの疑いがかけられた。

結局PET検査でガンもどきだということが分かり一件落着。

その後、南さんは腱鞘炎治療のために医者に行った。

その時のくだりを。

 やっと私の番が回ってきて、センセイのそばに座らされた。センセイは三十年配の若センセだったが、センセイの椅子がおそろしく立派なのにくらべて、患者の椅子は、バカにカンベンなつくりで、ずい分差をつけられたような気がする。
 「腱鞘炎というのになったらしいです・・・」
 と私が言うと、たちまちセンセイはご機嫌を損ねられたご様子だった。
 患者が勝手に診断を下すのは出すぎたマネなのだと、そのこともこの時に勉強した。
 私が出すぎたマネをしたために、診察はとても大ゲサなことになってしまった。
 X線の検査をされ、検温、検尿され、またさんざん待たされたのちに、改めて診断は腱鞘炎ということになったのだけれども、検査によって尿酸値の高いことも判明してしまったので、高尿酸血症である。一日に二リットルの水を呑むこと、様々なおいしそうな食べ物は禁止すると通告された。薬が何種類も、これでもかこれでもかこれでもかこれでもかというぐらいに、渡されたのである。
 手首がちょっと痛かっただけなのに、病院にいったがために、私は、こんなに大量の薬が必要なレッキとした病人に認定されてしまったのだった。

       「健康の味」南伸坊著(白水社) P-10より

医者からもらった鎮痛剤を飲んでいたら伸坊さんは手足の冷えを引き起こしてしまった。

抗炎症薬(解熱消炎鎮痛剤)というのは血流をとめることで消炎、解熱、鎮痛するので、長期間飲み続けることにより血流が悪くなり、新たな病気を生み出す。

西洋医学は体全体のバランスを整えて治療するのではなく、症状の出た局所だけを一時的に改善させることしか出来ないので、戦場の医学と言われている。

戦場では体全体のことなどを考えて治療してはいられない。

今噴き出している血を止めることが最優先されなければならないからだ。

一念発起した伸坊さんは免疫学の安保徹の本を読みまくるとともに様々な健康法に挑戦した。

冷水摩擦、冷水浴、ねじり体操、毎日二リットルの水を呑む、腹筋運動、ウォーキング、湯船に十分間浸かる、爪もみ健康法、三十回噛む食事法、シコをふむ。

若い頃全く病気と無縁だった伸坊さんが50歳を過ぎて体の変調を覚えてからの様々な試みを綴ったエッセイが雑誌「壮快」に連載され、それが「健康の味」という単行本にまとまった。

探求熱心な伸坊さんの鋭い観察眼と無類にユーモラスな表現で語られているこの本には同年輩のぼくにも思い当たることが多く、ニヤニヤ笑いながら一気に読み干してしまった。

ってなところで本日は店仕舞い。
また、明日。

本日の見聞録
・[読了]「健康の味」南伸坊(白水社)



本日のワンちゃん。

16.05.29_mb.jpg

コメント (0)  トラックバック (0)

コメント123
     

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




https://www.pinpoint.ne.jp/cgi-bin/mtpinpoint/mt-tb.cgi/7217
  翌日の日記へ▶