万歩計日和
文/写真・mizugame
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本日のネコちゃん。
17.03.02(木)
またまた惜しい人が亡くなりました。(7,723歩) 

起床06:50 体温36.3℃ 体重未計量。

「あの時君は若かった」などの曲がヒットした「ザ・スパイダース」の元メンバーで、「我が良き友よ」などの曲でも知られるミュージシャンのムッシュかまやつさんが1日、すい臓がんのため亡くなりました。78歳でした。
NHK NEWS WEB 15:30より。


今朝起きがけに寝ぼけまなこでFacebookを開けた時にタイムラインでまっさきに目についたのがムッシュかまやつさんの死亡記事。

いい人だったな〜かまやつさん。

いちばん最初に本人を目にしたのは六本木のステーキハウス一億。

1972年頃かな。

お店の前に停められていたのがウッディな雰囲気のオースチン・ミニ・カントリーマン。

珍しいデザインだな〜と眺めていたら店内で食事していたムッシュの車だった。

そのかまやつさんと久しぶりにお会いしたのは2006年。

今やZAPPA TOKYOの局チョ〜末次安里さんが編集長をしていたJazzTodayの2006年10月号でのインタビュー。

ご笑覧下さい。

Jazz Today
ムッシュかまやつ

お!よく見つかったね~と、声を出さんばかりにCDを手に取ってしげしげ見つめるかまやつさんに、そのCDを手に入れるまでのスリリングな経緯を伝えた。

取材の三日前に伝えられた「コンテ・カンドリとメイナード・フーガソン在籍時代のスタン・ケントン楽団なら何でも」という"この一曲"を投げかけられた編集部。

ネットで検索出来たCDはたった一枚、それもAmazonに在庫が一枚しかない。
Amazonは24時間以内の発送を謳っているけれど、それでは間に合わない。

ジャズ・マニアの知人に電話で相談すると、2時間後に都内某中古レコード店に1枚だけ出ていることが判明した。

無事に手に入れることが出来た「KENTON in HI-FI」を聞きながらインタビューは始まった。


ソロよりも、ハーモニー感が好きなんです。
               ムッシュかまやつ(談)


おやじはジャズ歌手だけど、僕がジャズを教えてもらって一番影響を受けたのは僕の伯父さん、つまり森山良子さんのお父さんの森山久さん。

森山さんは素晴らしいトランペッターで、僕は子どもの頃、森山さんと一緒に暮らしていたことがあるので、伯父さんはジャズ教室をやっていたから、ぼくたちは遊びながらも毎日色んな人の演奏するジャズや歌を耳にすることが出来たんです。

おやじも親戚もそんな感じな中で育ったから、ジャズをいつから聞き始めたかというのが分からない。環境がジャズだったからね。
伯父さんのトランペットがかっこいいので、トランペットに憧れて自分でも吹き始めたんです。

中学の時に「情熱の協奏曲」というカーク・ダグラスの映画を見てトランペットに憧れたんですが、あまりトランペットの才能はないことが分かったので、すぐに演奏は辞めました。
チェット・ベイカーも好きだったので、ギターを持ったチェット・ベイカーになれないかと本気に思っていました。さしずめ、マイケル・フランクスってとこかな。

結局ジャズは諦めたんです。
ジャズの詞のニュアンスは難しいし、ポップスに比べて敷居が高かったですし。
それからは、カントリー・ウエスタンを真剣にやり始めました。米軍のキャンプ巡りの仕事は随分やりました。新宿の南口に集まると、人集めの人が来るんですよ、まるで、日雇い労働者とおんなじ。どこどこ地区にトランペット三名とか、サックス吹ける奴がいるか?とか呼ばれて集まって、FENで仕入れた曲をその場で初めて合った人たちと演奏するんです。
マイルスやコルトレーンも好きですけれど、ソロよりもハーモニケーション、特に、フル・バンドのコード感とかハーモニー感が好きなんだよね。

歌にしてもハイ・ローズとかフォー・フレッシュメンだし、演奏家にしても、チェット・ベイカーとかジェリー・マリガンなんかの白人がきっちり仕上げたジャズが好きで、特にビッグ・バンドのハイ・ノートがとても好きなんです。

昔はハイ・ノートを出せるトランペッターはギャラが良かったそうですが、コンテ・カンドリもファーガソンもハイ・ノートが凄いでしょ。だから、この二人が演奏しているケントン楽団は最高なんですよ。

子どもの頃初めてスタン・ケントンの演奏を聞いた時に、どんどん色んな音をぶつけて不協和音を出すのが、とても新しいサウンドに聞こえたんです。そいう経験は、僕にとってはその後のビートルズにつながるんです。

例えば、黒人そのもののブルースよりも、それがイギリスに渡って生まれたイギリスの白人達を通して出てきたブルースが好きなのとおんなじ感覚で、ジャンルはどうあれ、どこか涼しげなサウンドというのが僕は好きなんです。


このところ書き進めているぼくの仕事史の中でもムッシュが作曲しザ・スパイダーズが歌った「あの時君は若かった」が登場する。

その他ムッシュの曲で好きなのは。

・ノー・ノー・ボーイ

・ゴロワーズを吸ったことがあるかい

・我が良き友よ

・どうにかなるさ


何度もお会いしたわけでもないし親しくさせてもらったわけでもないけれど、いつお会いしてもノンシャランとして分け隔てなく誰の話にも耳を傾けてくれたカッコイイ兄貴だった。

ザ・スパイダーズはシングル「フリフリ」でデビュ~とされていたが、実は1964年11月に発売された『'64年ヒットパレード』というオムニバスLPの中で「プリーズ・プリーズ・ミー」他4曲を録音していた。

1964年はいろんなことがあったのね。

1964年と言えばやっぱりこちらでしょ

ってなところで、本日は店仕舞い。
また、明日。

本日のキーワード
・ムッシュかまやつ死去 NHK NEWS WEB 15:30全文


・『'64年ヒットパレード』


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