万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
本日のニャンちゃん。
18.06.14(木)
そんなところは、わたくしにもまた、わけがわからないのです。(万歩計壊れ)

起床05:45 体温未計測 体重未計測。

前にも書いたけれど宮沢賢治の本は生前に二冊しか出版されていない。


しかも一冊は自費出版。


二冊とも大正13年(1924年)の発売。


宮沢賢治28才の時だ。


二冊とも全く売れず古本屋の店頭に山積みされたという。


この二冊の復刻本を図書館から借りてきた。

注文の多い料理店:春と修羅_ 表紙 (1).jpg


・詩集『春と修羅』4月20日刊。
賢治は詩集などではなく単なる心象スケッチだと述べている。

春と修羅_ 中表紙 (1).jpg



・イーハトヴ童話『注文の多い料理店』12月1日刊。

注文の多い料理店:中表紙 (1).jpg

イーハトヴとは賢治の造語で心象世界にある理想郷のこと。
岩手県を文字ったと言われたり賢治が勉強していたエスペラント語で命名したなどと言われている。


賢治はある時期猛烈な勢いで童話を書き上げた。


有名な賢治伝説では一ヶ月で3,000枚書いたと言われている。


その後時間をかけて何度も何度も賢治は作品を推敲している。


賢治の死後残された巨大なトランクに詰め込まれた膨大な原稿を弟の清六がこつこつと整理して出版社にセールスすることにより作家として世の中に紹介されることになったが上記二冊の作品以外は未完成のまま市場に出回ったとも考えられる。


『銀河鉄道の夜』は未完成のまましかも二種類の原稿が現在でも販売されているという。


賢治は「永久の未完成これ完成である」とうそぶいている。


『春と修羅』の序文の冒頭の文章。

春と修羅_序文冒頭 (1).jpg


わたくしといふ現象は假定された有機交流電燈のひとつの青い照明です


冒頭のこのフレーズには衝撃を受けた。


わたくしは、ではなく、わたくしという現象は、という認識の仕方が凄い。


これを94年前の東北の片田舎の28歳の無名の青年が書いたとは。


『注文の多い料理店』の序文もゾクゾクするほどステキで切ない。

注文の多い料理店_序_1 (1).jpg

注文の多い料理店_序_2 (1).jpg


事程左様に賢治という人の森羅万象を包み込む奥深さとワケの分からなさはたまらなく刺激的だ。


ってなところで、本日は店じまい。
また、明日。

本日の見聞録
・[読了]『小説賢治売り』武田鉄矢著(学習研究社)




・6月24日(日)
 小澤忠恭写真塾2018年夏の詳細はこちらです。



PP0624_oiso02 (1).jpg

参加する方たちの作品が続々と届いてます。

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