万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
本日のワンちゃん。
18.11.05(月)
ロヴァの耳さんに感動してもらえたのはことのほか嬉しかった。(1,209歩)  

起床06:55 体温36.7℃(09:30) 体重未計測。

このところiTunesに保存してある音源を仕事中BGMで次から次へと聴いている。


この二日程は朝から晩までアーマッド・ジャマル


一時期ジャマルにのめりこんでいた時期があるのでアルバム二十数枚分ある。


ジャマルには傑出したアルバムがない。


逆にハズレもない。


演奏のアベレージが高くてどれを聴いてもハッピーなジャマル節が存分に楽しめる。


ジャマルはマイルスにも影響を与えた程のピアニストだけど日本で語られることの少ないミュージシャンだ。


今や人気絶大の上原ひろみの演奏テープを電話口で聞いたジャマルはすぐにレコード会社に連絡をした。


上原ひろみデビューの恩人だ。


ジャマルを自分のバンドに引き込もうとして断られたマイルスはレッド・ガーランドにジャマルのように弾けと命じたと言われている。


菅野邦彦さんはジャマルのことをジャマル先生と呼ぶ。


菅野邦彦さんのピアニッシモは天下一品で美しいがこれはジャマルにも通じる。


鍵盤上をころころ転がる美音のピアニッシモは例えようもなく心地よい。


「菅野さんのピアニッシモは最高です」と言うと、


いいだろうピアニッシモ。だからこの楽器はピアノって名付けられているんだよ。


昨日書いたように恵比寿のピアノ・バー、サンマリノで菅野さんの演奏中に音楽の神が降臨するゾクゾクする瞬間を味わってスガチン・ワールドに取り憑かれてしまった。


それからは毎月末金曜日のサンマリノ菅野邦彦詣でが続いた挙げ句。


この素晴らしさを独り占めするのは勿体無い。


ということで菅野さんのライブを主催することにした。


これがPinpoint Liveの始まりとなる。


Pinpoint Liveの第一回目は2003年6月29日 菅野邦彦トリオ+1。


場所は下北沢駅徒歩2分のアレイホール


初めてライブを主催する前日から当日、その後の参加者の感想メールなどを6日連続で万歩計日和に書いていますのでお暇な折にでもご笑覧下さい。


その前に7月3日にアップした"ロヴァの耳"こと多田雅範さんの感想メールをお読み下さい。


mizugameさん、こんばんは多田です。

菅野邦彦さんのピアノ演奏の衝撃から立ち直れないでいます。
狂気を孕んだカクテルピアノ、の、凄みの在り処を感じて帰りました。

菅野さんは自分の弾くピアノを相当に高い水準で自分のものにしていますね。
どの瞬間にも、自分の指が紡ぐ音が、どの音楽(旋律、リズム、ジャンルとかフォーム、その出力の強弱の按配...)へも向かわせることができる「ものすごい自由」を手にしていらっしゃいます。それは天才的な猛獣使いの様相を示していると思います。

ライブは3部構成になりましたが、1部ではその力量をショウのように見せつけて楽しめました。最初に座った席からは菅野さんの演奏する指先が見えなかったのですが、お隣にいらしたお客様の勧めをいただけて2部からは菅野さんの左後方からの鑑賞となりました。

菅野さんにとって自家薬籠中となった音楽のバラエティの広さは、最盛期のミシェル・ペトルチアーニぐらいしか対抗できないだろうと思えました(現役ピアニストでもユリ・ケインがどうかというくらいで)。

ところが、ぼくや、mizugameさんが電気を走らせてしまっただろう「菅野さんの凄味」というのは、きっとそこではないと思います。2部と3部では、ところどころで瞬間的に猛獣が顔を見せていました。

菅野さんが「自由に」ピアノを走らせれば走らせるほどに、当の菅野さんでさえ制御し切れないで鍵盤に走らせてしまう刹那的な指の動きにそれは顔を出します。

この日の菅野さんはおそらく好調だったと感じます。逆説的に、この猛獣の出現は少なくなり。それにしてもほんとにこんな凄いピアニストが日本にいるのですねー。とにかく、「追っかけ」たくなりました。今回のライブの企画、お知らせいただいてありがとうございます。

mizugameさんにまたすごいプレゼントをもらった気持ちです。

今年になって聴いたCDで(1日1枚聴きますから200弱)、いちばん良かったのが渋谷毅さんのピアノ・ソロ『アフタヌーン』なのですが(最終トラックの「ビヨンド・ザ・フレームス」には聴くたびに涙が出てしまいます)、次回のライブでは高田渡さんと渋谷さんということで、楽しみすぎて切ないです。
でも、告白するに高田渡さんの音楽を耳にしたことがほとんどないわたしです(笑)。

mizugameさんがキティ時代に間章さんと制作した『メディテーション・アマング・アス』が未発表音源も含めて復刻されるのですって?もう、ほとんどレッド・ツェッペリンのライブ並みにすごい事件ですよ。

素晴らしいものは時間を超えるちからがあるのですね。ライブの帰りに『en-TAXI』という雑誌を読んでいて、岸信介元首相の言葉を引用した「日本をアメリカ領土に出動させ、軍事怪獣を封じ込め!」という評論があったのだけど、妙に菅野さんのピアノとセットになって響いてきたものでした。

思うに、菊地雅章さんのピアノには(早く弾いたときに何かが起こる!)と、で、菅野邦彦さんのピアノには(遅く弾いたときに何かが顔を出す!)と、そんなことをふと思いついたりします。
                          2003年7月4日 多田雅範



03.06.28(土) 明日だ! Pinpoint Live(9958歩)


03.06.29(日) Pinpoint Live 当日其の一(21848歩)


03.06.30(月) Pinpoint Live 当日其の二(12679歩)


03.07.01(火) Pinpoit Live レス・メール(1334歩)


03.07.02(水) Pinpoit Liveレス・メール-2(1960歩)


03.07.03(木) ロヴァの耳より(8826歩)


ってなところで、本日は店じまい。
また、明日。


本日のキーワード
・アーマッド・ジャマル


・多田雅範(タガララジオ)

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