万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
平塚海岸の堤防。
19.01.19(土)
汲めども尽きぬ泥沼ならではの心地よさに酔いしれて。(16.105歩)  

起床05:50 体温36.6℃(20:00) 体重54.2Kg。

生涯に稼いだ原稿料はたったの五円。


自費出版で詩集を出すものの、古本屋の店頭で雨風にさらされる。


続いて出た童話集もほとんど売れず、印税代わりにもらったのは自著100部。


家出、フリーター生活を経て定職についたものの、転職を繰り返し、パラサイトシングルのまま三十七年の短い生涯を閉じる。


さらに付け加えるなら、極度の「シスコン」



国民的作家と謳われる宮沢賢治のことをこれほど簡潔明瞭に記した文章を読んだことがない。


書いたのは宮沢賢治研究家の山下聖美


賢治の作品には、天文、地文、地質、鉱物、物理、化学、植物、そうぶつ、農業、美術、音楽、文芸、心理、宗教、地名、人名、外来語、方言、色と光の独特の言い回しが心象スケッチとして描かれている。


イギリス語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ラテン語、ポルトガル語、スペイン語、オランダ語、梵語(サンスクリット)、それらの外国語の中からもっともその時の心象にふさわしい言葉を賢治は書き記す。


幅広い知識と言葉の宇宙を自在に飛び回った宮澤賢治についての研究書が各方面の専門家たちによって何百冊も書かれている。


それらの研究書の中から250冊を選んで書評した『検証・宮沢賢治論』(1999年)の著者が山下聖美。


この本を斜め読みして興味を感じた45冊ほどを選んでちびちびぼくは読んでいる。


あまりにも凄すぎてほとんど理解出来ないのに面白い。


それが宮沢賢治という巨人の実態だ。


賢治の尊敬していた工学博士関英男はこう語っている。


これは素人には難解だ。辞引きの勉強では追いつかん。地質学を修めた者にも普通では解らない。しかし面白い。


宮沢賢治には二人のプロデューサーがいた。


生前のプロデューサーは賢治の父親宮澤政次郎。


賢治はえらい渋柿だったのですが、病気が機縁になって今までの行動の中に不純の動機のあることを自覚内省したようで、それからは塾柿の形を備えたのです。


ただ私は二十年来、賢治が宙に浮かぼうとするのを引き止めて、地に足をつけさせるように努力したのですが、それは失敗で笑止の至りです。


父宮澤政次郎氏の言葉 『新版・宮沢賢治〜素顔のわが友〜』より。




政次郎については第158回直木賞受賞作 門井慶喜著『銀河鉄道の父』で克明に描かれている。




賢治死後のプロデューサーは賢治の8歳下の弟宮澤清六。


兄を尊敬する清六の働きかけによって生前全く無名だった東北片田舎の詩人が国民作家とまで言われるようになった。


汲めども尽きぬ果てしなき宇宙の旅人が宮澤賢治だ。


賢治が尊敬した関英男博士が実践していた(万病を癒やす)腕振り運動を毎日1,000回ぼくも実践しているのも妙な因縁だ。


ってなところで、本日は店じまい。
また、明日。


本日のキーワード
・宮澤賢治


・山下聖美
・腕振り運動(体操)



響きに埋もれる心地よさ!

倍音浴2019年初春
~牧野持侑 in 増上寺 VOL.23~

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