万歩計日和
文/写真・mizugame
今日の写真
夕方諸磯湾でカモメに餌をあげている女性を見かけた。
19.08.15(木)
(6,310歩)「台風は来ないし冬は温かいしこんなにいい場所はないよね」



40年続いている食堂で働いている女性から昨日聞いた言葉だ。


およそ三崎の住人から三崎の悪口を聞いたことがない。


誰と話しても「三崎は本当にいい町だ」という答しか返って来ない。


移住してきた人の口からも「ここは本当に素敵な場所だ」という言葉がこぼれる。


働き口がないので若者たちは都会に出てしまう。


住人の平均年齢67歳。


潮風に痛めつけられ朽ちていく家がそこここに立ち並ぶ過疎化の町。


津波が来たらどうするのよ?地震が来たらどうなるの?


「ここは岩盤がしっかりしているから地震には強いの」


「それにね、三崎が津波や地震でやられる時は日本が全滅しているよ」


と不敵に大笑いする不動産屋さん。


どこからその力強い自信が湧いて出るのだろう。


生まれ育った三崎で商いをつづける女性の「三崎は事件が起こらないんだよ」という言葉も印象的だ。


修理に来た水道屋さんの若者もポツリと一言「こんないいとこないでしょ他には。他の奴が何でこの土地を離れるのかぼくには分からないな〜」。


郷土愛がいっぱい。


この町は何十年か後の日本の縮図のように感じる。


ある日訪れた三崎港にとりつかれて2001年から10年間住み続けた作家いしいしんじの最新作『みさきっちょ』の表紙にはこう書かれている。


晴れた日の三崎は、世界一の町


その後各地に引っ越している関西生まれのいしいしんじは三崎町が母港だと記している。


その本の版元はアタシ社


三崎唯一の出版社。


よくもまあこんな僻地で出版社をと驚かざるを得ない。


なんでこの町を選んだのよ。


「ここ港から見る夕日が最高にきれいなんですよ」


ヘルニアで腰を痛めて美容師から編集者に転身した若者からはこんな答が返ってきた。


ってなところで、本日は店じまい。
また明日。


本日のキーワード

・みさきまぐろきっぷ


・『みさきっちょ』



・三崎の夫婦出版社アタシ社

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